「仕事が辛い!」と思うときに考えたいこと

体力的にも精神的にも負担がかかりやすい介護の仕事は、かなり辛いイメージがあると言う人は少なくありません。このような場合、人手不足が原因で仕事が辛くなってしまっていることが考えられます。仕事量に対して十分な人員がいなければ、おのずと一人一人に割り当てられる仕事量は増えてしまいます。また、現場の声が反映されにくい職場であれば、何か問題が起きた場合も素早く対応してもらえる可能性は低くなります。そのため、働く環境に問題があると感じたときには、自分が働きやすいと感じられる職場を見つけ、転職するという選択肢も考えてみましょう。

ちなみに、新しい職場を見つける際に押さえておきたいポイントは、「人手が十分に確保されているかどうか」や「介護をする側とされる側のバランスが整っているかどう」かといった点です。人手不足の解消は早期解決が難しいと言われています。なぜなら、介護業界は慢性的な人手不足にあり、人員を募集したからといって直ぐに良い人材を確保できるわけではないからです。また、スムーズに人材の確保ができたとしても、長く勤めてくれるとは限りません。いつ解決するか見通しが立たない部分なので、あらかじめ人材不足に陥っていない職場を選ぶことが大切です。

また、介護中のトラブルなど、何か問題が起きた場合にバックアップしてくれる体制が整っているのかどうかといった点も確認しておきましょう。仕事中のトラブルについては個人の力量ではなく、職場が動いてくれるのかどうかで結果が大きく変わります。働き手を大事にし、保護してくれる職場を選ぶようにすれば、安心感が増し、辛いと感じる場面もかなり減るのではないでしょうか。